![]()
もう一回だけiPodスピーカーのお話です。
スピーカーの販売は基本的にデモ用の製品が店頭に並んでいて外観はもとより、音を聞けるような環境を作っておかなければなかなか買ってもらうことができません。上記のイメージは、店頭でスピーカーのデモ機と共に立てるPOPです。店頭でたくさんのスピーカーが並んでいる中において、本機の特長をなるべくわかりやすく、しかも目を引くようにしたいと考えてデザインをしました。いまのところ、好評をいただいております。
今回、iPodケースなどのアクセサリーではなく、本格的なパッケージとしての制作を行ないました。デザイナーはいつものK大郎氏。こちら側のコンセプトを伝え、必要と思われるテキストや画像をすべて渡した状態で「料理」してもらうというのがいつものスタイルです。そして、やってきたのが下記の3種類のベースデザインでした。
1番目と2番目は、このスピーカーを作っているDiasonicというメーカーのパッケージで元々使われていたオレンジを基調にしたものです。3番目は個人的にはかなり「冒険」をしたデザインだなと感じました。このスピーカーのターゲットがかなり若年層という予測の元に、少しワイルドながらも新しいイメージを、と考えたそうです。
結果からいえば2番目を最終的には選択したのですが、3番目に決めかけた時もありました。最終的には「無難」な形に落ち着けてしまったのは、初めてのスピーカーであったこともありつつ、ターゲットを絞らないより多くの層に向けてこの製品を発売したかったからです。
最終的に選んだデザインはオレンジを使いつつもそれほど派手ではなく、エレガントなイメージを持たせつつもデザイン性をアピールできるのではないかと考えています。
iPodスピーカーについてかなり語ってきましたが、最後にひとつだけ。しつこく音質について書いて終わりたいと思います。
iPod用スピーカーという製品はいろいろとあるのですが、iPodでオーディオを聴くのであれば絶対にDock接続タイプを選ぶようにしましょう。オーディオタイプは汎用性はあるのですが、ことiPodに限っては格段の差でDock接続の方が音が良いです。これはヘッドフォンを接続することを想定して作られているオーディオ出力と、スピーカーなどを接続することを想定して作られているラインオーディオ出力では接続される機器への音量などが違うのです。
iPodダイナミックスピーカーだけがDock接続タイプではありませんが、まず選択肢としては「良い音で聴きたいならDock接続」と覚えておいてください。
![]()
他社の製品発表リリースを恨めしく思いながら屈辱の日々(おおげさ)を過ごしてきましたが、ようやく遅ればせながらiPod shuffle(2nd)用カバーWraptor(ラプター)を発表しました。しかもApple Store先行発売という栄誉もいただき、少し気分的には盛り返してきました(笑)。実際に見てきたわけではないので自信100%ではありませんが、現在Apple StoreではiPod shuffle(2nd)用アクセサリーはこのWraptorだけを販売しているハズです。この喜びは、なかなかわかってもらえないでしょうねぇ。
さて、iPod shuffle(2nd)用アクセサリーという話を始めると必ず最初に出てくる言葉が、「アレにアクセサリーいるの?」という疑問です。何を隠そう例の「It's Showtime」の後、「新しいshuffleにはもうアクセサリーいらないでしょう」などとしたり顔で周りに話していたのはこのわたくしでございます。大変申し訳ありません...。ただ、正直なところ当時は本当にそう思っていましたし、このWraptorを見るまではその気持ちは変わっていませんでした。
このWraptor、もちろんshuffleをカバーするということも重要な役割のひとつですが、なんといってもその名前の由来にもあるとおり、shuffleを使っていないときにイヤフォンケーブルを巻いておけるということが最大の特長です。これが先行して発売されている他社製品とは一線を画すところであり、Apple Storeにも認められた点です。
iPod shuffle(2nd)は「世界最小のデジタルミュージックプレーヤー」と謳われているとおり、とても小さく、クリップと一体型になっていることにより服やバッグなどいろいろなところに挟んで固定することができる秀逸なインダストリアルデザインをしています。しかし、小さいが故に使っていないときのイヤフォンケーブルのやり場に困ってしまうのです。たとえばiPodやiPod nanoであれば本体に仮に巻き付けておいても「とりあえず」は収納したようになりますが(それでは足りない人がこういうものを求めるわけですが)、今回のshuffleではそれもかないません。もちろん、こういうものを一緒に携帯してしっかりと収納することも良いでしょう(宣伝ばかりでスミマセン)。しかし、どうしても分離しているものだと一体感が乏しいし、少し面倒くさいというイメージがあります。
Wraptorはチガイマス。(2度もやってスミマセン....。)
iPod shuffle(2nd)をカバーするだけでなく、ケーブルを巻ける溝を設けることで、音楽を聴き終わった後にクルクルと巻いて収納できるスタイルを提供してくれるのです。この画像を見たときに「これなら欲しいかも」と思ったのが販売をしようと思ったきっかけでした。このWraptorの生みの親であるMophie(モーフィー)という会社については別の機会にもう少し詳しくご紹介することにします。
もうひとつ、このWraptorが面白いところは、そのパッケージコンセプトです。今後出てくるであろう新製品は基本的には同じパッケージに包まれることになるのですが、円中型で透明のプラスチック素材で形成されており360度完全に見えるようになっています。これは新しいiPod nanoやshuffleのパッケージにもインスパイアされたものですが、これまでにないユニークな点は、「製品をパッケージから出してからも使える」ということです。普通、製品パッケージは、製品を購入してパッケージから取り出した瞬間に「ゴミ」になってしまいます。私のようにApple信者はパッケージも捨てずに飾っておいたりしますが、それはごく一部の美しいパッケージだけで、一般的には「捨てるもの」だと思います。
Wraptorのパッケージはチガイマス。(このCM好きなんです)
パッケージから製品を取り出した後にはなんと貯金箱として使えるようになっているのです。Apple Storeのカリスママーチャンダイザーも「Genius!」とうなったほどのアイディアです。近いうちにこのパッケージの画像もアップしてみますね。(下図はイメージです)
最後にひとつ。このWraptor、実はかなり前から情報はMophieのウェブサイトにアップされていました。日本での発売が遅れた理由は、そのフィット感にありました。私のところに来たサンプルがあったのですが、iPod shuffle(2nd)が出荷される前で「机上で作られた」ものでした。実際に出荷されたshuffleにはめてみると固い固い。かなり気合いを入れれば入らないことはないものの、外すにも一苦労するくらいのもので、明らかに調整が必要でした。その後に何回かやりとりを重ねて最終的に発売にこぎ着けることができたのが先週末、というわけです。
この調整はかなり難航しました。それはフィット感を大事にするか、外れないことを大事にするかというぎりぎりの調整で、入れるshuffleにも個体差があるのでなかなか難しいのです。しかもアチラは腕がぶっといアメリカ人、コチラは典型的なもやしっ子ですから、同じ「良いフィット感」といっても隔たりがあるのです。
そんな紆余曲折を経た上での結果ですが、個人的にはもう少し緩くても良いかなとは思っていますが、外れてしまう危惧を考えるとこれくらいなのかな、とも思います。パチンとはめるような形ですので、shuffleに傷が付かないか心配される方もいらっしゃると思いますが、もっとキツいのを何回も脱着していますが、傷はまったく付きませんのでご安心を。なお、外す際にはくり抜かれたコントロール部分から押し出すようにすると比較的簡単に外れます。
「ない」と思っていたiPod shuffle(2nd)用アクセサリーですが、アイディはいろいろあるもんだなぁと痛感しました。まだまだこれからも面白いものがあればご紹介していきたいと思っていますので、よろしくお付き合いください。
![]()
このエントリーで、このトリログを書き始めて通算100回目のエントリーです。世の中には一日に数回更新するウェブログがあるので、100回なんていうのは大した区切りでもないのですが、自分としては「割とがんばったな」と自画自賛したいところです(笑)。
最初に「はじめの一歩」というエントリーを書いたのが6月10日ですから、約5ヶ月と15日。だいたい2日に1回はエントリーを書いていたということになります。途中で出張があったり、お客さんと飲みに行って午前様になったり、あまりにも忙しくて後回しになったり、と考えると「まぁまぁがんばったな」と自画自賛したいところです。
このトリログの目的は、カタログページからは見えない舞台裏や、細かいところのうんちくなど、普通には知り得ないことを柔らかく書いてトリニティ、そしてトリニティ取扱商品に親しみを覚えていただくことでしたが、その目的はうまく果たせているのでしょうか?
ウェブログは更新してナンボのものですから、今後も「普通じゃないこと」を書き続けて行きたいと思っていますので、RSSリーダーから外すことのないようよろしくお願いします。
![]()
それほど活発とはいえないものの存在はしているフォーラムでしたが(汗)、毎日毎日スパム登録とスパム投稿があり、これまで必死に手作業で削除をしてきました。が、これにもかなりうんざりしてきたのでなんとか対策を取れないかなとプログラム元であるphpBBのウェブサイトの中にあったMOD(機能を追加するモジュール)を探してみたところ、Stop_Spambot_Registrationというのを見つけたので入れてみました。これはMODというよりもファイルをエディットするのですが、PHPなどよくわかっていない私でも簡単に作業を終えることができました。
このMOD、基本的な動作は登録の際にウェブページのやメッセンジャーなどのフィールドを埋めると登録ができないようにするものです。だいたいのスパムBOTはこの欄にいろいろと書き込みをしてくるので、それを防ぐだけでもかなりの効果を発揮するのです。ということで、冒頭の注意書きのように、正規に登録する方は「名前・メールアドレス・パスワード」だけを記入して登録するようにしてください。それ以降のデータは登録が終わってから「プロフィールの編集」で行なうようにしてください。
簡単な仕組みではありますが、割と効果を発揮していて、スパムをブロックすると通知が来るようになっているのですが、どんどん通知されてきているのでとりあえずは削除の手間が軽減されました。本当にフォーラムに登録したい方には変なお願いになってしまっていますが、スパム対策ということでご理解いただければ、と思います。
この仕組みを書いちゃって良いの? という向きもあるでしょうが、もともとスパムBOTはプログラムですし、だいたいが英語圏のものでここに書いてあるのをいちいち見てプログラムを修正するようなことはないと思われます。phpBBのサイトで見れば英語でも説明がされていますしね。
phpBBはバージョン3のベータが始まっているようですが、スパム対策をもっとしっかりとして欲しいところです。それと、あまり日本語でサポートがされていないので、ここらへんを充実させていくと日本での利用がもっと増えるかもしれませんね。
そして、スパム対策もいいのですが、本来はもっと活用されていって欲しいフォーラムなのですがイマイチ盛り上がらないのはなぜでしょうか...。そっちをもっと真剣に考えないといけませんね(汗)。
![]()
今回発売したiPod Dinamic Speakersの特長を簡単にまとめておきます。
・すべてのiPodに対応
実はこの製品、もっと早く発売を開始するはずだったのですが、ちょうど発売開始寸前になってiPod nano(2nd)が発売されて、これに対応するアダプターの問題で後から送ることを考えたら同梱した状態で発売開始した方が良いと考えて発売を延期したのです。実際には一般へのアナウンスは一切していなかったために関係者以外は知るよしもないのですが、一応ここでは晒しておきましょう。
というわけで、現在発売されているすべてのiPodに対応という形でリリースをしました。すべてのiPodといっても、Dockコネクター付きでないもの(たとえばiPod shuffle)などは外部オーディオ入力を使用して、という形になります。
・単三電池4本で8時間駆動
乾電池でも駆動できるということはすなわちアウトドアでの使用を考えているということになりますので、インハウスだけでなくiPodを使用できる場が拡がります。なお、「電池の消耗を防ぐオートパワーON/OFF機能」が付いているので、乾電池駆動中にiPodを止めていて再生音がなければ自動的にスリープになり「再生していないのにいつの間にか電池がなくなっている」というようなことを防ぐことができます。これって、地味ではありますが意外と使い勝手に影響する機能で、ライバル機種には搭載されていない特長ですね。
・iPod以外でも使える、外部ライン入力端子装備
基本的にはiPodを使ってもらうわけですが、ステレオミニ外部入力がついているので、友人や恋人などが持ってきたCDウォークマンやその他のオーディオプレーヤーも接続して再生することができます。ステレオミニケーブルも同梱しているので、ケーブルを別途購入する必要がないというのも割と親切です。(単三電池は付いていないところが割と不親切ですが...)
・低域から高域まですっきりと迫力のあるサウンド
最後にこれを語らせてください(笑)。
これまで多くのiPodスピーカーを聞いてきました。メーカーサンプルもあれば、店頭で聴いたものもあります。高いスピーカーにはそれなりの音がするものもあるのですが、今回のような1万円以下のスピーカーは正直言って軒並み「音楽を楽しむものではない」といった印象でした。スピーカーユニットが小さいものはシャキシャキと高音ばかりがなっていて、肝心の中低域の再生がなされていないものが多く、ウーハーを付けているものでもいわゆる「ドンシャリ」というものばかりでした。もちろん、コストの関係もあるのですべてに良い音を求めるのは酷かもしれませんが、せっかくのiPodがこんな音で再生されていてはもったいないと感じていました。
iPod Dynamic Speakersはまずエクステンドスピーカーシステムによって、音の定位をしっかりと再現するというユニークな機構を持っています。そして、これだけでなくフルレンジ(高音と低音にスピーカーユニットが分かれていないもの)としては非常にすっきりと全帯域をカバーした再生音をしています。これは無駄にドンシャリさせるものではなく、どんなジャンルの音楽にも向き不向きなく対応できるものといえます。
ちょっと細かい話になってしまいますが、一般的なiPodスピーカーの場合、コンパクトさを前面に打ち出すためにスピーカーユニットに奥行きがないフラットタイプを採用しています。このため、どうしても音圧感を稼ぐことができずにいるのですが、iPod Dynamic Speakersでは円柱状のスピーカーユニットを採用したために、この問題も解決しているのです。
本家のiPod HiFiなどのように、ハイエンドなiPodスピーカーとは別の世界にはなってしまいますが、1万円以下の同価格帯iPodスピーカーと比べた場合には、(私が今まで聞く限りではという限定付きですが)圧倒的に「良い音」であると自信を持っていえる製品です。
店頭で見かけましたら、是非とも一度音を聴いて他の製品と比べてみてください。他の製品の方が音が良かった場合、その製品を教えてください。実際に聴きに行ってみます(笑)。音質に納得がいかない方には返金保証をしても良いくらいの勢いです(あくまで勢いです)。
それほどの自信を持った製品ということが言いたかったわけです。
そしてそして、次回もう一回だけ続きます。もうひとつ書きたいことがありました...。
![]()
これまで多くのiPodスピーカーを見てきましたが、安いものから高いものまで軒並み音楽を聴くということに関しての欠点がありました。それはステレオ感の欠如です。
もともと音楽を、古くはレコード、現在ではCDやその他の録音された媒体で聞く場合、目の前で演奏者が音楽を演奏しているのを想像できるような感覚を得られるように音の職人(レコーディングエンジニア)はさまざまな技術を駆使してきました。大昔はステレオという技術がなく、モノラル(ひとつの音源)での再生から始まっているのですが、現在はほとんどの媒体ではステレオ、もしくは映画などではそれ以上の音源から音を再生して音場を再現するようになっています。
実際に目の前で演奏しているところを思い浮かべれば、すべての演奏者がど真ん中に一列に立って演奏しているわけではなく、たとえば右側にベース、左側にギター、そして真ん中にボーカル、後ろにドラムというようなバンド構成はよくある光景です。また、クラシックの演奏などではしっかりと音の聞こえ方を考えて左右(前後)に分かれて配置されています。
前置きが長くなりましたが、現在音楽においてステレオという概念は、演奏をイメージするためになくてはならないものです。もちろん、iPodで音楽を聴く際にもここから大きく外れることはありません。しかしながら、ステレオ感を得るためには2つのスピーカーからそれぞれ左右の音を出し、そのスピーカーの範囲で聞く必要があるのですが、従来のiPodスピーカーは下図のようにコンパクトさ重視してステレオ感を失ってしまっていました。一応、2つのスピーカーから音は出ているものの、聴く位置ではモノラルに等しい状況でした。
各メーカーともにこの点に関しては認識しており、「ステレオエンハンス」機能などを搭載して「擬似的に」ステレオ感を作り出す形での解決を行なっていました。しかしながら、いくらDSP技術が発達したとしても「疑似」はあくまで「疑似」であり、空間を作り出すことにムリができてしまい、結果、音質に多大な影響を与えてしまうものばかりでした。
Diasonicはチガイマス(某掃除機のCM風)。
iPod Dockステーションのあるアンプ部からスピーカーを離して設置できるエクステンドスピーカーシステムによって、しっかりとステレオ音源を再生して音の拡がりを再現してくれます。スピーカーケーブルは巻き取り式のため設置場所に合わせてケーブルの余りをスマートに収納できます。
ステレオ感を失わないただひとつのiPodスピーカー。
と、冗談風の宣伝文句にしてみましたが、実際音楽をしっかりとステレオで聴くことは、ミュージシャンの制作意図をしっかりと汲み取ることに等しいので、音楽の本当の意味を知ることにもなるのです(ちょっと大げさ)。ミュージシャンが音楽制作をする場合には、最終的にステレオ音源になる場合、それを前提にモニターを行なって左右のバランスを慎重に決めているのです。そこから考えれば、ちゃんとステレオで聴くことが、ミュージシャンが聴かせたかった音に近づくといえるのです。
初めてこのスピーカーを見たときに、「面白い」と思わせてくれたのがこの機構でした。ユニークであり、なおかつ理にかなった設計で、これまでのiPodスピーカーとは一線を画すものでした。これならば、「はじめてのiPodスピーカー」になり得るのではないかと考えたのです。
そして、さらに「はじめてのiPodスピーカー」となるべくチェックをしていくと、このスピーカーが「かなり面白いもの」であるということがわかってきたのです。
![]()
今週はInter BEEに出展などがあり、朝から晩まで出ずっぱりの毎日だったためなかなかトリログが更新できませんでしたが、その間に新製品のiPod用ダイナミックスピーカーの発売を開始しました。
製品に関してのうんちくは後ほどじっくりと語るとして(笑)、実はiPod周辺製品を販売し続けて4、5年ほどになりますが、スピーカーを販売するのは初めてのことです。これまでさまざまなメーカーから「iPod用のスピーカーを作ったので販売してくれないか」というオファーがあったのですが、だいたいにおいて特長は「安い」というだけで、ルックスも音質もまったく特色がないものばかりで、数多く売られているiPodスピーカーの中で存在感を示せるような製品には巡り会うことがありませんでした。iPod周辺機器を販売する商社としてはラインナップのひとつにスピーカーがあることは重要なのですが、それでも自分が使いたい、と思えるようなものでなければ売るわけにはいかなかったのです。
特に、私は前職も含め、これまでプロオーディオの世界で生きてきた人間で、音には厳しい方ですので、せっかくiPodにお気に入りの曲をたくさん入れていても、しょぼいスピーカーで鳴らしてしまっては「楽しむ」という範疇から外れてしまうと思っているのです。もちろん、明らかに高額な商品で良い音を出すものもありますが、「コストパフォーマンス」ということもビジネスとして販売する上では大事なことです。これらをバランス良く満たすのは割と難しいことだったのです。
そんな中、今回発売を開始したiPod用ダイナミックスピーカーはこれまでのiPod用スピーカーにはないユニークな機構を備えつつ、コストパフォーマンスに優れ、そして音質にも満足がいくものでした。
プレスリリースを配信した後、このユニークな点が受け入れられたようで多くのメディアにも取り上げていただきました。個人的にはあのmixi内のニュースにも取り上げられていたのが嬉しかったです(ニュース配信記事ですが...)。
さて、それでは製品についてのうんちくは次回以降(また長くなる予感...)。
![]()
前回のエントリーで書いたとおり、11月15日から17日までの3日間、千葉幕張メッセにて国際放送機器展(Inter BEE 2006)が開催されていました。あまり一般的に知られている展示会ではありませんが、みなさんご存じのSonyやPanasonicなどを筆頭に、我らがAppleも出展しているのです。Appleは特にプロ用システム(Mac Proなど)やアプリケーション(Final Cut Studioなど)を大々的にデモンストレーションしていて、多くの人でにぎわっていました。
当社では、取り扱い製品の中でも特に放送局関連向け製品を協力会社のブースに「間借り」して出展させてもらっていました。全体を大きく分けると映像関連製品とプロオーディオ関連に分かれており、ホール自体が分かれているということもあって、今回出展した2ヶ所を往復するだけで1,000m程にもなるというくらいの距離でした。それはもう行ったり来たりだけで結構大変です。それだけでもこの展示会の規模はわかっていただけると思います。
実はこの展示会、出展側にとってはかなりハードな毎日なのです。前日まではカタログを作ったり、展示プランを考えたり、装飾の準備をしたり、展示機材の準備をしたりと大忙しなのですが、始まってからも休んではいられないのです。それは「夜のお勤め」です(笑)。私は特にプロオーディオの業界をずっと歩んできたので、その業界のことしか詳しくはないのですが、毎年Inter BEEの夜はいろいろな会社の人たちが混じり合っての「酒盛り」が開催されるのです。
この「酒盛り」が恒例化しているので、帰れないことを最初から考えてホテルを取る人が続出しているくらいの催しなのです。私はそういう意味ではすこし業界から離れてしまっていたのですが、それでも誘っていただくことができ、いろいろな話をさせてもらったりと楽しい時間を過ごさせていただきました。しかし、前述のように「帰るつもりのない人」と付き合い続けるわけにはいきません(笑)。もうたくさんの人たちが訳もわからない状態で飲んでいるので、「では、ちょっとトイレに...」と言いながら帰ってこない...という作戦でしたが、バレてしまい、結局は「いろいろ言われながら」終電で帰って参りました。
こう書くと「イヤそう」に見えるかもしれませんが、昼間の仕事の世界では各社がしのぎを削る中で、みんなで持ち寄った機材を展示して競う展示会の夜くらいは、ということでみんながお酒を酌み交わしていろいろな話をしながら朝を迎える、ということができる業界というのは、なんだかんだ言ってみんな「オーディオが好き」な人たちの集まりなのです。そして、そんな業界が大好きです。
そんなInter BEEも17日が最終日。この日は午後5時で終了となり、一気に撤収が始まります。華やかだった会場が一気に崩壊し、ただのだだっ広い更地になっていくのです。これを見て、毎年「今年も終わりだなぁ」と感じるのです。我々にとってInter BEEは冬の、年の終わりの季語でもあるのです。
![]()
きちんとした告知をするほどしっかりとした出展をしていないため、オフィシャルにはリリースしていませんでしたが、本日より千葉幕張メッセにて開催されている国際放送機器展(Inter BEE 2006)において、ブース7314と2405にて当社取り扱い製品を展示しています。
この展示会は放送機器展という名前の通り、放送にかかわる製品の展示会なので、いわゆる業務用の機器がメインとなります。現在このトリログを見ていただいている方の多くはiPod関連製品の代理店として当社のウェブサイトにいらっしゃっていると思いますが、一部業務用製品の取り扱いもしております。ウェブサイトは現在製作中ですが、HD-SDI、DVI、スケーラー、分配機、コンバーター、などにビビっと来る方は入場は無料の展示会ですので、是非ともご来場ください。
以上、幕張メッセのレストランからのエントリーでした。(準備に大忙しでこんな感じになってしまいスミマセン)
![]()
最近忙しく、あまり頻繁に走れなくなってしまっているのですが、普段はNike+iPod Sport kitとMarware SportSuit Relayを使用しています。靴はアシックスを使っていて、Relayに同梱されているSensor+でNike+センサーを靴紐に付けて走っています。ちなみに、私は割とミーハーなので、Nike+iPodのイメージとして使われているモアレシューズを買いたいとは思っています。でも、どこに行っても売ってないみたいですね。ここなら買えるというところを知っている方は教えてください。
さて、このSensor+を使ったセンサーの計測自体はほぼ誤差もなく動作していて快適なのですが、ひとつだけ気になることがあります。それは、Relayのリストバンドの方なのですが、走っていると汗で濡れてくるのです。リストバンド自体はネオプレーン素材で作られており、元々マリンスポーツをするためのウェットスーツに使われている素材なので、塩水自体には強い素材なのですが、水洗いが可能なので使い終わったらしっかりと洗うようにすると、汗に含まれる塩でカピカピになってしまうのを防ぐことができます。
メンテナンスに関してはそれで良いのですが、ランニングをした直後の濡れた状態がちょっと心配なのです。なぜならば、リストバンドは腕の内側部分からiPod nanoを入れるようになっていて、内側部分がネオプレーン素材になっているため、これが濡れるということはiPod nanoも濡れてしまうということなのです。私自身はそれほど長い距離を走っているわけではないのでぐしょぐしょになるまでにはなったことがないのですが、長距離を走られている方などはより心配になることでしょう。
この問題は単に内側を水を通さない素材に変えるということで解決することではありません。汗を吸わないということは皮膚の呼吸を妨げることになりますし、汗が溜まってしまい不衛生でもあります。使ったことはないのですが、構造的にはここで使われているNike純正のアームバンドも同じ問題を抱えているのではないかと思います。
現状思いつく解決方法は「長袖を着てその上からリストバンドを巻くこと」か同じような方法ですが、「リストバンドを巻いてその上からリストバンドを巻くこと」です。そろそろ寒くなってきていることですし、体を冷やしてしまって運動が逆に仇になってしまわないように長袖のスポーツウェアを着るのも良いでしょう。
製品としての解決方法ではありませんが、私はこれで解決していますので、もし悩んでいる方がいらっしゃったらお試しください。それでは、寒くなってきましたので体には気をつけて、楽しいスポーツライフをお送りください。
![]()
[製品開発ストーリー Vol.9] シリコンケースは奥が深いのつづき...
最終的にできあがってきたサンプルは、アンチダストコーティングのおかげで埃はまったく付かない仕上げになっており、さらにはこの副産物として高級感のあるさらさらした手触りになっていました。これにはとても満足で、思っていたよりも良いカタチになったのですが、2つ不満がありました。
まずひとつは、ロゴのエンボスです。実は計画当初はまったくロゴを入れる計画はなかったのですが、Judyがせっかくだからロゴを入れようという話をしてきて、コストは変わらずに作れるというので話に乗ったのです。
台湾へ出発する前には上記のようなファイルを送ってもらっていたのですが、これでは全然よくわからず...(笑)。位置だけは「iPodとAppleのロゴには絶対にかぶらないように」という指示だけしてあったのですが、それ以外はサンプルを見るまでは何もわからない状態でした。
そして見た最終サンプルのロゴは...「なんだかよくわからないでっぱり」にしか見えませんでした(笑)。Trinityという字の方はそれほど問題ないのですが、リングとボールの方が難しいらしいのです。
確かに、色は付かないので凹凸だけでこれを表現しなければならないとなると厳しいのかもしれません。再度の修正をお願いするわけですが、修正するにはまた金型を工場に戻してやり直さなければなりません。
それと、いまここに写真がないので説明しにくいのですが、底面の部分の作りですが、DockコネクターとAudioジャックはしっかりと空いているのですが、それ以外のところが少し埋まっていたのです。これはiPodを収納した際に下から滑り落ちてしまわないようにという配慮の元になされたようですが、こうすることで逆にDockを使用した製品、たとえばApple純正のネックストラップやFMトランスミッターなどと接続する際にケースから外さなければいけなくなってしまいます。
実際問題として、この「おさえ」がなかったとしてもシリコン素材の伸縮性からiPod nano(2nd)はしっかりとホールドされているので抜け落ちるという心配はありません。ということで、周辺機器が使えなくなるというデメリットの方が大きいと考えて、この部分をなくすように要望しました。
ちなみに、製品版は底面が完全に空いているので下から出し入れしようとする方もいらっしゃると思いますが、これは結構大変なのでディスプレイ部から出し入れするようにしてください。当社のシリコンケースはあまり薄さを追求していないのでキレてしまうようなことはありませんので、多少強く引っ張っても問題ありません。
さて、こちらの方も金型を変更しなければなりませんので、すぐに金型工場の方に再度移動することになりました。この頃にはもう夜も更けてきていましたが、みんな納期が何よりも大事だと認識しているからだと思いますが、誰もが「今日のところは終わりにしよう」とは言い出しません。聞くところによると以前日本の会社がある製品の生産を依頼してきて、その担当者は金型ができるまで工場で寝泊まりしていたそうです。だから「日本人は終わるまでは終わりじゃない」という認識があるみたいでした(笑)。個人的には、工場で待っていてもできることはないのだから、他のことをしていた方が良いのではないかと思うのですが...。
工場に到着してみると上記のようなおぢさんがなにやらコンピューターを操作して金型の調整をしてくれているようです(下はロゴの金型です)。ロゴをしっかりと出すためにはコンマ以下の単位での調整が必要なのだそうです。そして、底面の加工はかなり難しいらしく、調整だけではすまないということでした。その場でまたスクリーンプロテクターの時と同じように意味不明の中国語が激しく飛び交いました(わからない身としては喧嘩してるように見えましたが...)。
「ロゴの調整は明日までに可能。しかし底面の加工は金型の大幅な変更が必要なので3日ほどかかる」
3日かかるということは約束した納期を大幅に遅れることを意味します。それだと困るというと「それはわかっている。納期を守るためにはこの状態で生産して、あとでカットするしかない」というのです。そういうときのためのカットする金具があるということなので、その選択をすることにしました。初回の出荷が終わったらすぐに金型を直すということになりました。この決定をして金型工場から出たのはもう9時過ぎだったでしょうか。
こういっては失礼ですが、およそiPodの周辺機器を作っているとは思えないほどのコンビで私たちをサポートしてくれました(笑)。なんとかこちらの条件の中でやりきろうということ、そして「なにがなんでもやらなければならない」ということを言ってくれてとても心強かったです。
次の日は台湾最後の日(実際にはその翌日ですが朝6時の飛行機なので「日」には数えられないので)。この時点でまだ本当の完成を見ていないので不安でした。
![]()
前回のエントリーを見て当社オンラインストアを訪れていただいた方々、大変申し訳ありません。店舗からのご注文もたくさんいただき、当社オンラインストア分として割り当てられたのが数10個だったため、またすぐに売り切れとなってしまいました。現在、バックオーダーが溜まっている状態で次回入荷は未定となってしまっています。本当に申し訳ありません。これもひとえに私の販売数量予測の見誤りの結果であります。
ただし、店舗に回ったということで、店舗には今週末から在庫が並ぶ予定となっております。店頭では手に入ることと思いますので、大変お手数ではありますが、お急ぎの方は店舗にお問い合わせいただければと思います。なお、もしもその時になかったとしても「Marware Sensor+(マーウェア センサープラス)」もしくは「Relay(リレイ)」が欲しいと伝えていただけると在庫を入れていただける可能性が高くなりますので、是非ともお願いいたします。なお、通称では伝わらない可能性がありますので、その場合には「JANコード」という13桁の番号をお伝えください。「Sensor+ 4582269443034」「Relay 4582269443041」となります。
と、お客様であるみなさまに「販促」のお手伝いをしていただくという不届きなお願いをお許しください。ただ、みなさまのご要望がお店を動かすのは本当のことですので、もしよろしければご協力ください。くれぐれも、「トリニティのブログで書いてあったんですが...。」とおっしゃることのないようよろしくお願い申し上げます(笑)。
![]()
[製品開発ストーリー Vol.8] スクリーンプロテクターのあれこれのつづき...
台湾滞在2日目(前日の夜に台湾入り)。午前中は前回のトラブルなどに見舞われあっという間に終了し、午後になってようやくサンプルの金型ができあがるということで金型を作っている工場に移動しました。
工場とは聞いていましたが、まさかこれほどまでに工場っぽいとは...(笑)。ここは金型を作る板金工場なのでプレスやら溶接やらの機械が所狭しと置いてあり、中は油臭いのなんの。そんな中で金型が完成しているので見に行ったのですが、もうすでに完成していてシリコン工場に持って行ったとのこと。
ということで、今度は30分ほど離れた場所にあるシリコン工場に移動しました。 こちらではできあがった金型にシリコンを流し込み、できあがったものに加工をしたり成形をしたりする工場です。到着した段階ではまだ金型のメンテナンスとヒートアップをしているということだったので工場を見学させてもらいました。
実はこの会社、iPod用のシリコンケースをメインで作っているのではなく、シリコン製品の多くは上記のような家庭用の製品だそうです。鍋つかみだったり、ケーキの型だったり、フライ返しとかいろいろな製品を見せてもらいました。そして、ここから今回のシリコンケースの大きな特長が生まれてくるのです。家庭用の製品が多いだけに、粗悪なものは作らないだろうということも感じましたし、できあがっている製品もしっかりとしたものばかりだったのでこれからできあがってくる最終サンプルにも大いに期待が持てました。
いろいろ説明を受けているうちに準備ができたようで、サンプルを作るところを見学させてもらいました。
まずはシリコンを規定の分量に合わせてしっかりと計測して切り分けます。ちなみに聞いてみたらこのシリコンは日本製とのこと。スクリーンプロテクターのPETも日本製だという話だったので、製品はみんな素材は日本製でした。なんだか不思議な感じです。
切り分けたシリコン素材を金型に入れて上からも挟み込んでヒートアップします。ホットサンドのような感じですね。そして待つこと180秒。何度だったか正確な温度は忘れてしまいましたが、結構な高温になっていましたので、現場の人たちは汗だくです。
そしてできあがってきたのが上記のようなもの。ここからエアーを吹き付けて本来切り離されるべき場所を「飛ばす」ような形で分離させてから金型から取り出します。ここらへんの作業は職人芸を見ているようで小気味よい感じです。
シリコンを溶かして成型するのでどうしても組み合わせた部分に不要な部分が出てしまうので、画像はちょっと違うのですが、実際にこのようにおばちゃんたちが端に残った「バリ」をひとつひとつはさみやカッターで切り取ります。
そしてその後にJudyが数個をどこかに持って行ったと思ったら、少ししてから戻ってきて最終形のサンプルを見せてくれました。これはその時に一緒に見に行かなかったのですが、できあがったシリコンの上に特殊なアンチダスト加工を施してきたのだそうです。
シリコンはその素材の性質上、吸着するので埃がつきやすいのです。シリコンケースを使っていてすぐに埃だらけになってしまったというのをよく見ていたので、シリコンは埃がつくのでイヤだというイメージがありました。しかし、ここではその上に特殊な加工を施すことでシリコン素材を使いつつも埃がつかないアンチダスト仕上げができるということでした。たしかに、前述のように家庭用の製品でしかも調理器具に使うようなものが埃だらけになってしまっては困ります。
実は、このアンチダスト加工のことは、このときに初めて知ったのです。今でこそ、「埃のつきにくいアンチダスト加工」といううたい文句を喧伝しているのですが、もともとの計画にはなかったのです。Judyたちからすれば当然のことだったようなのですが、私にとっては驚きに値することでした。そして埃がつかないだけでなく、アンチダスト加工を施すことによって粘着性がなくなりすべすべとした高級感のある手触りが実現していたのです。
ちなみに「一般的なアンチダスト」はシリコン素材になにかそのような素材を混ぜ込むことによって実現させるらしいのですが、シリコンの特長ともいえる伸び縮みがあまりできなくなり、あとからアンチダスト加工を施すのに比べて効果が薄いということでした。後から施すデメリットは工程が増えるためにコストが上がるということでしたが、良いものを作るという観点からJudyのところで後から加工をしているということでした。
ただのシリコンケースと思いきや、随所随所で細かな配慮などが隠されており奥が深いのでした。
そんなこんなでできあがったサンプルですが、そこにいくつかの問題を発見してしまったのです...。もうお約束みたいです(笑)。
![]()
某社のケータイキャンペーンではありませんが、予想外の売れ行きでビックリです。当社ウェブサイトのアクセスが激増していることからも多少は予想していたことではありましたが、Marware SportSuit Sensor+とSportSuit Relayの在庫を当社オンラインストアに(こっそり)入れたところ、即完売。
通常、当社のオンラインストアは大量に売ることが目的ではなく、どこのお店に行っても買えない商品や、探すのが面倒くさい人などに手段を提供するというのが目的なので、あまり多くの数量が売れることはないのです。商売としては変な感じではありますが、店頭で買っていただくことが一番当社のビジネスモデルに合うのです。しかし、今回はまだ店頭に並んでいないということもあって(店頭では次の週末くらいに並ぶ予定です)、こちらの方に殺到してきたのではないかと思われます。
しかし、前述のように、「こっそり」と在庫を入れたのですが、一番早く購入した人はその2分後(汗)。どこかで見張っていたのではないかというくらいのスピードで、その後も続々と注文が入り、予定数は軽く終了。その後に他の分を回して在庫を追加するものの、それももう完売となってしまいました。恐るべしNike+iPodのチカラ...。
というわけで、次回入荷は週の中頃を予定していますので、もうしばらくだけお待ちください。
![]()
[製品開発ストーリー Vol.7] パッケージの大どんでん返しのつづき...
パッケージの問題もなんとかクリアして、あとは製品が完成してくるのを待つだけということになり、どうしても製品をこの目で見てから大量生産に入りたかったので、直接台湾に向けて出発したのが9月28日の夜でした。
個人的には台湾は5年ほど前にComputex in Taipeiという展示会の視察に訪れたことがありましたが、その時は台北のみの滞在でした。今回の目的地は台南という台湾の中でも南側の都市です。 航空券の手配の関係で成田から台北を経由して高雄空港に到着しました。Judyが空港まで迎えに来てくれていて、久しぶりの再会。
まだ最終的なサンプルができあがっておらず、翌日のお昼くらいにできあがるということで午前中はスクリーンプロテクターを作っているところに行くことになりました。それでも見せてもらった最終前のサンプルは思っていたよりもしっかりとできていて少しだけ安心しました。
台湾滞在2日目。台南市内から車で30分くらいのところでスクリーン・ホイールプロテクターを作っているところを訪問。シリコンケースはディスプレイとホイール部分をくり抜いたデザインにすることにしたため、そこを保護するためのスクリーン・ホイールプロテクターを同梱することにしていました。
一概にスクリーンプロテクターといってもいろいろな種類があり、今回選択したのは素材にPETを使用したもので、その上にさらにコーティングを施してスクラッチガードレベルを高めているものです。このコーティングが非常に優れたもので、現地に行って素材を見せてもらったところ、金属のタワシを渡されてそれでこすってみても傷つかないというデモンストレーションをしてもらいました。たしかに、まったく傷が付きませんでした。最初はここまでとは思ってなかったのが正直なところでしたが...(笑)。
そして接着剤を使用しないでディスプレイに貼り付かせるために、貼る側の面に薄くシリコン素材を塗っています。これで再剥離することができ、ベトつくこともないわけです。
次に実際にiPod nano(2nd)を持って行き、きちんと装着できるかどうかを確認させてもらいました。ここの人たちはまだiPod nano(2nd)を見たことがなかったようなので、初めて実機に貼り付けるということでした。
前にスクリーンプロテクターを貼るのに(不器用なので)苦労した記憶があるので、慎重に貼ってみると...うまく貼れません...。どうしても空気が入っていまいます。しかし、よく見てみるとスクリーンプロテクターのサイズが若干ながら大きいのです。
実はiPod nano(2nd)は製品が発表された翌日に設計図面は開発者向けに公開されており、その資料を見る限りにおいてはiPod nano(1st)と同じディスプレイサイズだったので、iPod nano(1st)向けに作られていたものをそのまま流用したとのことでした。しかし、実際にはiPod nano(1st)が前面を1枚のパネルで構成しているのに対して、iPod nano(2nd)はディスプレイ部は別に構成されていてその部分にわずかながらに溝が存在するのです。iPod nano(1st)は多少大きくても、ずれていても1枚構成なので貼ることができるのですが、iPod nano(2nd)は溝にかかってしまうと空気が入ってしまうのです。
これは製品として添付するわけにはいきませんので大いに焦りました。しかも、この日が金曜日でしたが、最終の出荷は翌週の水曜日を予定していました。Judyがまくし立てるように中国語でなにやらいろいろ話していましたが、その後に「これは金型を変更しないと対応できず、およそ0.3mm修正しますが、それには通常5日かかります。」というのです。それでは出荷に間に合いません。ものすごい焦りと落胆で声も出なかったのですが...Judyから神の声が。
「通常は、そうなのですが、今の交渉で夜を徹して作業することで3日でやってくれることになりました。そこから大至急パッキングすればなんとか出荷に間に合いそうです。」
台湾訪問しょっぱなからこれほどの大ピンチに見舞われるとは思っていませんでしたが、改めて台湾に直接来て良かったと痛感しました。これがサンプルを送ってもらって...という手順を踏んでいたとしたら、と考えるとどれくらい出荷が遅れたことか...。
しかし、大ピンチはこれだけでは終わらなかったのです。
![]()
さきほど、何気なくGoogle検索をしてみると...上記のような結果になりました。
ついに、ついにやりました...(感涙)。Google検索の「トリニティ」というキーワードの結果のランクがアップしたのです! 目標の3番目にあと一歩となりました。人間の3大欲に関係するこの韓国エステに勝つのはムリなんじゃないかと半ば諦めていたのですが、ここにきてぶっちぎりました! 音楽が性に勝ったのです!(そんな大げさな話ではないです)
実のところ、じゃあ特別なSEO対策をしたのかというとそんなことはありません。ページランクが上がったのは、これやこれの話題性が大きく帰依したのではないかと推測されます。特に後者はiPod関連のほとんどのオンラインメディアに掲載されたのでヒット数も劇的に伸びました。
この勢いで、第3位まで一気に駆け上がりたいと思いますので、みなさまご協力をよろしくお願いいたします。
![]()
今年の流行語大賞になる勢いで普及している「予想外」という言葉ですが、良い話、悪い話、いろいろなことをひっくるめて認知度を上げるというマーケティング戦略としては「さすが」と思わせてくれます。
そしてAppleからも「予想外」のプレゼントをいただきました。
9月のイベントで発表された新しいiPod shuffleですが、その際に「10月に発売」とアナウンスされていて、アップルストアなどでも「出荷日:10月」とされていました。そして昨日が約束の10月の最終日10月31日だったため、もしかしてサプライズで発売が開始されるのかと思い、例のごとく買いに走ろうかとも思ったのですが、あまり発売されるという話が流れてこないので、出かける前にアップルストアに電話してみました。
すると、「ただいまご注文をいただきますと、2営業日での発送となります」というお答えと共に、「リテイルストアへの入荷は本日はない」ということだったので、今すぐ注文すれば必ず週末に手に入るということを2度も復唱した上で注文してみました。これが10月31日のことです。そして、その後に正式にアップルから11月3日から発売を開始するというアナウンスがされました。2営業日に出荷をしてもらうと11月3日に到着することになるので、この発表とつじつまが合うということで金曜日を楽しみにしていたのです。
今日、11月1日は仕事で終日外出していたのですが、当社の社員から午後1時半くらいに本文が「shuffleキター!」というメールがケータイに入りました(笑)。10月31日の午後に注文したにもかかわらず、翌日の11月1日に到着したのです。これは予想外の展開でした。
世界最小のオーディオプレーヤーといううたい文句でしたが、本当にかなり小さいです。まさにクリップそのものといった感じでした。まだ時間が取れてないので音質などはチェックできていませんが、製品の高級感は十分で価格に見合うものだと感じました。惜しむらくはUSBポートに直接させなくなったことですが、これは最小の座を取るには仕方のないことと諦めるしかありません。
さて、というわけでiPod shuffle(2nd)対応ケースの登場です!
スミマセン。ウソヲツキマシタ。ブタナイデクダサイ。
そう言われたら納得してしまうほどピッタリしていませんか(笑)?
こちらはもうすぐ出荷予定のSportSuit Sensor+のパッケージです。
実際問題、iPod shuffle(2nd)の特長であるクリップも意味がなくなってしまいますから、このような形で完全に覆ってしまうケースは「あり得ない」のでしょうね。
さてさて、どんな対応アクセサリーが出てくることやら。たった今、私の手元にあるモノもなかなか面白いですよ。と、期待を煽っておいて今日はここまで。